先週の日曜日に299小隊ガンスミスのウ・エムラさんの家に行ってCM16の初速アップとサイクルアップのためにカスタムしてきました。
G&GのCM16は剛性も高いし値段も安くて本体も軽い、あとカッコいいと基本的にいい事だらけなんですけどノーマル状態では撃った後のバネ鳴りがひどいんですよね。
バネ鳴りの解決方法としては市販パーツのスプリングに交換するだけです。
スプリング交換でバネ鳴りが収まるだけじゃなくて初速アップもできるから一石二鳥です。
基本的に簡単な作業なんですけどちょっとだけ注意点があったんで紹介します。
CM16の分解はマルイスタンダードM4とほぼ同じ
今回は分解の工程を事細かく説明するのが目的じゃないんで結構さっくり行きますけど、マルイのM4をばらしたことがある人はすぐにできるレベルです。
ウ・エムラさんが言うにはマルイのものよりも簡素化しててやりやすくなってるとのことでした。
分解手順としてはストックを外す⇒アッパー部分を外す⇒モーター、グリップを外す⇒ロアフレームを外す⇒メカボックス御開帳って感じになってます。ストックを外すのとアッパー部分を外すのは逆の順でも大丈夫です。
CM16のスプリング交換で注意する点
- ストックを外す際にFETユニットを破損しないように注意
- アッパーのロックピンが完全に抜けきらない
- トリガーロックピンの向き
- メカボックスの六角ネジは外さない
- メカボックスを開ける時はネジを外して裏返す
ストックを抜く時にFETユニットがちょっと引っかかるんで無理やり引っ張って壊さないように注意が必要です。
テイクダウンの際にロックピンが最後まで抜けずに本体に残る仕様なんで無理やり壊さないようにしましょう。
続いてモーターの取り外しですけど、これは普通にプラスドライバーでネジを2本外すだけなんで簡単です。注意点はモーターの端子を外す時に壊さないようにちゃんとラジオペンチを使うことです。
入ってるモーターはG&Gオリジナルの18000モーターです。
モーターを抜くとメカボックス側に2本ネジで固定されてます。穴が4つあるんで本来はネジを4本使うべきな気がしますけどコスト削減でしょうかね。
続いてロアレシーバーを外す時にトリガーロックピンが片側だけ滑り止めみたいにギザギザしてるんで向きを覚えときましょう。
あ、それとマガジンキャッチボタンを外すのにめっちゃ小さい六角レンチが必要でした。
さあ待望のメカボックスがむき出しになりました。このメカボックスはプラスドライバーだけで外せるようになってます。僕は最初写真の六角ネジを外したんですけどこれは外す必要が無いものでした。
ちなみに六角ネジの部分にはG&Gの封印シールが貼ってありますけどこれはもう要らないものになります。
メカボックス分解で一番大事な部分!ネジを外してそのまま開けるんじゃなくて裏返して開けてください。そうしないとギアとか色々が全部飛び出てきます。
ネジを開けたらそのまま開けたくなるけどそこを一回落ち着くのが大事です。
スプリング交換後の初速とサイクル
今回使用するスプリングはネットで安定の評判のライラクスのNON-LINERスプリング MS90のスタンダード用です。
取り外した純正スプリングを並べてみると長さの違いが一目瞭然ですね。上がCM16純正スプリングで下がMS90です。この長さの違いが箱出し状態のバネ鳴りの正体です。
バネが短いから遊び部分が多くて撃った後にバヨヨヨ~ンって音がなるんですよね。
スプリングを交換してモーターはノーマルのまま一旦組み込んで初速計測です。セミオートで90.28m/sです。ちなみに写真撮り忘れてましたけど交換前は83m/sぐらいでした。ホップをかけると75m/sぐらいまで落ち込みます。
フルオートで計測すると初速89.15m/sでサイクルは11.4rpsなんでちょっとサイクルが遅いかなって感じはします。
セミオートメインなんでサイクルは気にせんでもいいかなとも思ったんですけど、野外フィールドでは多少サイクルもあったほうがいいからモーターを交換してみることにしました。
マルイのEG1000モーターに交換してみます。これまた写真撮り忘れたんですけど初速はほぼ変わらずサイクルが14~15程度に上がりました、ついでに音もちょっと大きくなりました笑
これぐらいやったらまあ実用レベルかなって感じにチューニングできた感じです。
まとめ
G&G CM16のスプリング交換の注意点と交換後の性能に関する話でした。
基本的にはマルイと同じ感じに分解メンテができますけど初めてエアガンを触る人は色々と注意した方がいいかなと思います。
特にメカボックスを開ける時は油断してるとスプリングが飛び出て飛んでいくから注意です。
あとエアガンのカスタム後は初速計測が必須なんで必ず弾速計がある状況で触るようにしましょう。